経理スキルで稼ぐ副業5選|簿記は副業市場でどこまで武器になるか
経理の仕事をしていると「地味なスキル」と思いがちですが、副業市場では事情がまったく違います。世の中の小さな会社・個人事業主の大半は、経理を「やりたくないのに自分でやっている」からです。
つまり、あなたが毎日やっている作業に需要があります。この記事では、経理スキル・簿記の知識を収入に変える副業を5つ、必要レベルと単価感つきで紹介します。
① 記帳代行(難易度:★☆☆/相場:仕訳1件50〜100円 or 月5,000円〜3万円)
領収書や通帳のデータをもとに、会計ソフトへ仕訳を入力する仕事です。簿記3級レベル+会計ソフト操作ができれば始められる、経理副業の入門編です。
- クラウドソーシング(クラウドワークス、ランサーズ等)やスキルマーケット(ココナラ等)で案件を探す
- freee・マネーフォワード・弥生のいずれかを触れると受注の幅が大きく広がる
- 在宅・スキマ時間で完結しやすく、継続契約になりやすい
単価は高くありませんが、毎月発生する仕事なので積み上がるのが強みです。月3クライアント×1万円で月3万円が現実的なラインです。
② 経理代行・オンライン経理(難易度:★★☆/相場:時給1,500〜3,000円 or 月3〜10万円)
記帳だけでなく、請求書発行、支払管理、月次資料の作成までを請け負う「外注経理」です。実務経験2〜3年以上あれば十分戦えます。
オンラインアシスタントサービス(経理特化型を含む)に登録する方法と、直接契約を取る方法があります。最初はサービス登録で実績を作り、慣れたら直接契約に移行すると単価が上がります。本業の実務経験がそのまま履歴書になるのがこの仕事の良いところです。
③ 確定申告サポート・税務まわりの情報発信(難易度:★★☆/注意点あり)
確定申告の時期(1〜3月)は、フリーランスや副業会社員からの「やり方がわからない」需要が爆発します。ただし、ここには重要な法律上の線引きがあります。
- 税理士資格なしにできること:一般的な制度の解説、記帳の代行、会計ソフトの操作サポート
- 税理士にしかできないこと:個別の税務相談、税務書類の作成代理、税務代理(税理士法第52条)
「あなたの場合はこう申告すべき」という個別アドバイスは無資格では違法になります。「操作を教える」「一般論を解説する」の範囲に止めること。この線さえ守れば、ブログやSNSでの情報発信を含めて大きな需要があります。
④ 経理・簿記のコンテンツ販売(難易度:★★☆/ストック型)
簿記の勉強法、Excelテンプレート、経理業務マニュアルなどを商品化して販売する方法です。
- noteやBrainで有料記事を売る
- ココナラで「Excel資金繰り表テンプレート」などを売る
- ブログ+アフィリエイト(会計ソフト・簿記講座の紹介)で広告収入を得る
作るのに時間はかかりますが、一度作れば売れ続ける資産になります。①②のフロー型副業と組み合わせるのが理想形です。当ブログもこのストック型の実践です(副業の始め方参照)。
⑤ 簿記の学習サポート・講師(難易度:★★★/相場:時給2,000〜5,000円)
簿記2級以上+教えるのが好きな人なら、オンライン家庭教師サービスやスキルマーケットで「簿記3級合格サポート」を出品する道があります。簿記は毎年数十万人が受験する巨大資格市場で、「挫折しかけている学習者」が常に一定数いるため需要が途切れません。
結局、簿記は何級まで取れば副業になる?
| レベル | できる副業 |
|---|---|
| 簿記3級 | 記帳代行の入門案件、学習サポート(3級向け) |
| 簿記2級+実務経験 | 経理代行、月次資料作成、講師、コンテンツ販売 |
| 簿記1級・税理士科目 | 高単価の経理代行、専門性の高い発信(ただし税理士業務は不可) |
結論:「2級+実務経験」が副業市場でのコスパ最強ラインです。1級は本業のキャリアには効きますが、副業の単価への影響は2級との差ほど大きくありません。
始める前に:税金と就業規則の確認を忘れずに
経理の副業も当然、所得が年間20万円を超えれば確定申告が必要です(20万円ルールの解説)。また、始める前の就業規則チェックなど基本の手順は副業の始め方5ステップにまとめています。
※単価・相場は執筆時点の各種クラウドソーシングサイトの公開案件をもとにした目安であり、保証するものではありません。税理士法など関連法令の解釈に迷う場合は専門家にご確認ください。