総務の経験を活かせる副業5選|「何でも屋」スキルは在宅ワークで強い
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備品の管理、文書の整理、会議の段取り、社内からの「これ誰に聞けばいい?」への対応——総務の仕事は幅が広すぎて、「自分には専門スキルがない」と感じている人が多い職種です。
でも、断言します。総務の「何でも屋」スキルは、在宅副業の市場で一番使い回しが効く武器です。中小企業のバックオフィス現場に22年いる立場から、総務の経験を収入に変える副業を5つ、単価感と注意点つきで紹介します。
総務の経験は副業でどこまで武器になる?
まず、あなたが本業でやっているこれらの業務を「スキル」として言語化してみましょう。
- 文書・資料の作成と管理:社内文書、案内文、規程類の整備
- 会議・イベントの運営:日程調整、案内、議事録、当日の段取り
- 調整業務:部署間・取引先・業者との連絡や手配
- 庶務全般:備品・契約・郵便物などの細かい管理を漏れなく回す力
個々は地味でも、「幅広い仕事を正確に、期日どおりに、気を利かせて回せる」という総合力は、オンラインの事務代行市場でそのまま高く評価されます。専門特化型の経理・労務とは違う戦い方ができるのが総務です。
① オンラインアシスタント(相場:時給1,200〜2,000円程度)
総務系副業の本命です。企業のバックオフィス業務をオンラインで代行するサービス(オンラインアシスタント)に登録し、事務作業全般を請け負います。
- メール対応、スケジュール調整、資料作成、データ整理、リサーチなど業務は多彩
- 「幅広く対応できる人」が一番重宝される=総務経験者の独壇場
- 時給制で収入が安定しやすく、在宅で完結
専門特化の仕事と違い、「これしかできない」がない総務出身者は、アサインされる業務の幅が広く、稼働時間を増やしやすいのが強みです。案件の探し方の基本は案件の探し方の記事と同じです。
② 議事録作成・会議運営サポート(相場:1件2,000〜10,000円程度)
オンライン会議の議事録作成は、クラウドソーシングの定番案件です。録画・録音データから要点を整理して議事録に落とす仕事で、本業で議事録を取り慣れている総務担当者なら即戦力。
さらに、オンラインイベントやウェビナーの運営サポート(参加者管理・リマインド送付・当日の進行補助)も増えている分野です。「会議の段取りを仕切ってきた」経験がそのまま活きます。
③ マニュアル・社内文書の整備サポート(相場:案件単位で数万円〜)
業務マニュアル、社内規程のひな形整備、引き継ぎ書の作成代行です。「属人化した業務を文書に落とす」仕事は、どの会社でも後回しになっていて、外注ニーズが根強い領域です。
- ヒアリング→業務フローの整理→マニュアル化、という進め方
- 総務として「社内の誰が何をしているか」を見てきた人は、業務の全体像をつかむのが速い
- 単価が高く、完成後に「他の業務もお願いしたい」と広がりやすい
④ 資料作成・スライド作成代行(相場:1枚500〜2,000円程度)
PowerPointの資料作成、Wordの文書清書、Excelの表の整形など。「見やすく、体裁の整った資料を作る」力は立派な商品です。社内文書や案内文を大量に作ってきた総務経験者は、スピードと正確さで差をつけられます。
Excelのスキルを伸ばすと対応できる案件がさらに広がります(経理で使うExcelスキルも参考に)。
⑤ 総務系のテンプレート・チェックリスト販売(ストック型)
備品管理台帳、入社受け入れチェックリスト、株主総会・会議の準備リスト、文書テンプレートなどを、ココナラやnoteで販売する方法です。本業で自分用に作った「仕組み」が、そのまま商品の原型になります。
一度作れば売れ続けるストック型なので、①〜④のフロー型と組み合わせると収入が安定します。社外秘の情報は含めず、一般化して作り直すのがルールです。
総務副業で気をつける法律の線引き
総務は経理・労務ほど資格の壁は多くありませんが、注意点はあります。
| 業務 | 無資格の副業 |
|---|---|
| 文書の清書・体裁調整・テンプレート作成 | OK |
| マニュアル・チェックリストの作成 | OK |
| 会議運営・議事録・調整業務の代行 | OK |
| 契約書の内容チェック・法的助言 | NG(弁護士の独占業務・非弁行為) |
| 登記申請書類の作成・提出代行 | NG(司法書士の独占業務) |
「契約書のテンプレートを清書する」のはOKでも、「この条項で大丈夫か見てほしい」に答えるのは法律判断=弁護士の領域です。経理・労務側の線引き(税理士法・社労士法)とあわせて、法律の境界線の記事で考え方を押さえておいてください。
総務副業の始め方3ステップ
- 就業規則の確認と経験の棚卸し:作った文書・回した会議・整備した仕組みを書き出す(副業の始め方5ステップ)
- オンラインアシスタント・クラウドソーシングに登録:「事務代行」「議事録」「資料作成」で検索
- プロフィールで「幅広さ」を具体的に見せる:「総務歴◯年。文書管理・会議運営・部署間調整まで対応」と書けるのは総務だけ
収入が増えたら税金の準備も忘れずに(20万円ルール)。
まとめ
- 総務の「何でも屋」スキルは、在宅副業市場で一番使い回しが効く
- 本命はオンラインアシスタント。幅広さがそのまま強みになる
- 議事録・マニュアル整備・資料作成・テンプレ販売と選択肢は多彩
- 契約書の法的チェックは弁護士、登記は司法書士の領域。踏み込まない
- プロフィールでは「幅広さ」を具体的な業務名で見せる
「専門スキルがない」と思っている総務の人ほど、実は市場価値のある総合力を持っています。経理・労務・人事の記事(経理/労務/人事)とあわせて、自分に合う入口を見つけてください。
※単価・相場は執筆時点の各種クラウドソーシングサイトの公開案件をもとにした目安であり、保証するものではありません。弁護士法・司法書士法など関連法令の解釈に迷う場合は専門家にご確認ください。2026年7月時点の情報に基づきます。

この記事を書いた人:ゆるゴースト
現役の経理事務職(経理歴22年)。日商簿記2級・FP3級保有。経理実務で培った数字とお金の知識をもとに、副業に取り組む人向けの情報を発信しています。→ 詳しいプロフィール