経理で使うExcelスキル|現役経理が実務で本当に使う関数・機能を解説

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

「経理ってExcelをどのくらい使うの?」「どんな関数を覚えればいい?」——経理を目指す人からよく聞かれる質問です。

会計ソフトが普及した今でも、経理とExcelは切っても切れない関係です。ソフトから出したデータの加工、資料作成、チェックなど、Excelが使えるかどうかで仕事の速さが大きく変わります。この記事では、経理歴22年の現役経理が実務で本当に使うExcelスキルを、ムダなく厳選して紹介します。

経理はどんな場面でExcelを使う?

まず「どこで使うのか」をイメージしましょう。会計ソフトがあるのに、なぜExcelが要るのか。

つまり、会計ソフトが「記録」、Excelが「分析・加工・チェック」という役割分担です。両方使えてはじめて、経理の仕事はスムーズに回ります。

経理が必ず覚えたいExcel関数

数ある関数のうち、経理実務で「これは必須」というものだけを厳選しました。まずはこの5つから。

関数使う場面
SUM合計。すべての基本
SUMIF / SUMIFS条件に合う数字だけ合計(勘定科目別・部門別の集計など)
VLOOKUP / XLOOKUP別の表から該当データを引っ張ってくる(コードから名称を呼び出すなど)
IF条件で処理を分ける(差額があれば「要確認」と表示など)
ROUND端数処理(消費税計算などで必須)

この中でもSUMIFとVLOOKUP(またはXLOOKUP)は経理の二大必須関数。この2つが使えるだけで、集計とデータ照合のスピードが劇的に変わります。逆に言えば、まずはこの2つを確実にものにすればOKです。

関数より先に「機能」を覚えると速い

関数と同じくらい、いや、人によってはそれ以上に役立つのが次の機能です。

ピボットテーブル

大量のデータを、ドラッグ操作だけで集計・分析できる機能です。勘定科目別・月別・取引先別の集計が一瞬。関数を組まなくても、マウス操作で多角的な集計表が作れます。経理なら絶対に覚えたい機能No.1です。

フィルター・並べ替え

大量の仕訳データから「特定の科目だけ」「金額が大きい順」などを瞬時に抽出。データチェックの効率が段違いになります。

条件付き書式

「差額がある行を自動で色付け」など、ミスやイレギュラーを目で見つけやすくします。チェック作業の精度とスピードが上がります。

経理のExcelでミスを防ぐコツ

経理のExcelは「速さ」より「正確さ」が命です。経験上、ミスを防ぐために意識していることを紹介します。

「キレイな表」より「間違えにくい・後で見直せる表」を作るのが、経理のExcelの考え方です。

Excelスキルはどう身につける?

経理のExcelは、本を1冊読むより「実際の作業で使いながら覚える」のが一番です。とはいえ、独学の入口としてはこんな進め方がおすすめです。

  1. まずSUMIFとVLOOKUP(XLOOKUP)を使えるようにする
  2. ピボットテーブルで集計に慣れる
  3. フィルター・条件付き書式でチェック作業を効率化
  4. あとは実務で出てきた「これ自動化できないかな?」を一つずつ調べる

全部を一度に覚える必要はありません。必要になった機能から、その都度身につけていくのが、結局いちばん定着します。簿記の知識(簿記3級簿記2級)とExcelスキルの両輪がそろうと、経理としての市場価値はぐっと上がります。

まとめ

  1. 会計ソフトは「記録」、Excelは「分析・加工・チェック」の役割
  2. 必須関数はSUMIFとVLOOKUP(XLOOKUP)の二大関数から
  3. 関数より先に、ピボットテーブル・フィルターを覚えると速い
  4. 経理のExcelは「正確さ・見直しやすさ」を最優先
  5. 全部覚えず、必要になった機能から身につけるのが定着のコツ

Excelは、経理の仕事を速く・正確にする強力な相棒です。難しく考えず、まずはSUMIFとピボットテーブルから。使えるようになると、経理の仕事が一段ラクになります。

※本記事は筆者の実務経験に基づく一般的な解説です。Excelの機能名・操作は、お使いのバージョンにより異なる場合があります。2026年6月時点の情報に基づきます。

ゆるゴースト

この記事を書いた人:ゆるゴースト

現役の経理事務職(経理歴22年)。日商簿記2級・FP3級保有。経理実務で培った数字とお金の知識をもとに、副業に取り組む人向けの情報を発信しています。→ 詳しいプロフィール