経理副業の案件の探し方|現役経理がプラットフォーム選びと受注のコツを解説

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「経理スキルで副業したいけど、案件ってどこにあるの?」——経理スキルで稼ぐ副業5選を読んで「やってみたい」と思った人が、次にぶつかるのがこの壁です。

結論から言うと、経理・記帳代行の案件は探す場所さえ間違えなければ、思っているより多く存在します。世の中の小さな会社や個人事業主の多くが「経理をやりたくないのに自分でやっている」からです。経理歴22年の視点で、案件の探し方を具体的に解説します。

経理副業の案件はどこにある?4つの探し方

大きく分けて、案件の入手ルートは次の4つです。それぞれ向いている人が違います。

探し方始めやすさ単価の傾向向いている人
クラウドソーシング◎ すぐ登録低〜中とにかく最初の実績が欲しい人
スキルマーケット◎ 出品するだけ自分で設定得意分野を商品にしたい人
オンライン経理アシスタント○ 登録に選考あり中(時給制)実務経験2〜3年以上の人
直接契約・紹介△ 人脈が必要実績ができてから狙う

① クラウドソーシング(最初の1件はここから)

クラウドワークス・ランサーズに代表される、仕事を発注したい人と受けたい人をつなぐサイトです。「記帳代行」「仕訳入力」「経理 在宅」などで検索すると、常に一定数の案件が出てきます。

経理副業の入口としては一番おすすめです。理由は3つ。

デメリットは、初心者向けの案件は単価が低めなこと。ただ、ここは「最初の実績と評価を作る場所」と割り切るのが正解です。評価が貯まれば、より条件のいい案件や直接契約につながります。

まずはクラウドワークスとランサーズの両方に登録して、案件量を見比べるのがおすすめです。日によって出ている案件が違うので、片方だけだと機会を逃します。

② スキルマーケット(自分の得意を商品にする)

ココナラに代表される、自分のスキルを「商品」として出品するサービスです。クラウドソーシングが「応募する」のに対し、こちらは「出品して待つ」スタイル。

経理歴・簿記資格という「肩書き」がそのまま差別化になるのがスキルマーケットの強みです。「経理歴◯年・簿記2級の現役経理が対応します」と書けるだけで、無資格の出品者と一線を画せます。

③ オンライン経理アシスタント(実務経験者向け)

経理・バックオフィス業務を専門に請け負うオンラインアシスタントサービスに、スタッフとして登録する方法です。記帳だけでなく請求書発行・支払管理・月次資料作成まで任されることもあります。

実務経験2〜3年以上が求められることが多いですが、その分時給制で単価が安定しているのがメリット。「本業の経験がそのまま通用する」ので、経理職の人には相性が良いルートです。クラウドソーシングで個別に営業する手間がなく、サービス側が案件を割り振ってくれるのも助かります。

④ 直接契約・紹介(実績ができてから)

知人の個人事業主、地元の小さな会社、税理士事務所などから直接仕事を受けるルートです。仲介手数料がかからないため単価は一番高いですが、最初から狙うのは難しい。

①〜③で実績を作ってから、「こういう仕事をしています」と周囲に発信しておくと、紹介が舞い込むようになります。経理の仕事は「信頼できる人に頼みたい」需要が強いので、実績と人柄が伝わると継続契約になりやすいのが特徴です。

初心者が「最初の1件」を受注するコツ

案件はあっても、最初の1件が一番むずかしい。経理目線で、受注率を上げる具体策をまとめます。

1. プロフィールに「経理歴・簿記資格」を必ず書く

発注者が一番不安なのは「この人、本当に経理ができるの?」です。経理の実務経験年数・簿記の級・対応できる会計ソフトを明記するだけで、信頼度が段違いになります。

2. 対応できる会計ソフトを書いておく

「freee・マネーフォワード・弥生に対応」と書けると、案件の幅が一気に広がります。逆に「ソフトは触ったことがない」と受注の機会を逃します。まだ触ったことがないソフトは、無料お試し期間で操作に慣れておくのがおすすめです。クラウド会計ソフト3社比較も参考にどうぞ。

受注前に会計ソフトに慣れる マネーフォワード クラウド会計 >

3. 最初は単価より「評価」を取りにいく

1〜2件目は多少単価が低くても、確実にこなして高評価をもらうことを優先します。評価が3〜5件貯まると、発注者からの信頼度が変わり、応募が通りやすくなります。

4. 提案文は「テンプレ」を使い回さない

発注者は大量の応募を読んでいます。案件内容に触れた一言(「◯◯の業種の記帳経験があります」など)を入れるだけで、コピペ提案との差がつきます。

経理が教える「避けたほうがいい案件」

経理の視点で見ると、応募前に避けたい地雷案件があります。

特に最後の「税務相談」は要注意です。記帳代行や一般的な制度の説明はOKでも、個別の税務アドバイスは税理士の独占業務。線引きを知っておくことが、長く安全に続けるコツです。

案件を取り始めたら、税金の準備も忘れずに

副業の所得が年間20万円を超えたら確定申告が必要です(20万円ルールの解説)。経理副業は仕入れが少なく利益率が高いので、思ったより早く20万円に届きます。

報酬が増えてきたら、自分でも会計ソフトで売上・経費を記録しておきましょう。「経理の副業なのに自分の経理ができていない」では説得力がありません。開業届や青色申告の準備は開業届の記事も参考にどうぞ。

まとめ

  1. 最初の1件はクラウドソーシング(クラウドワークス・ランサーズ)から
  2. 得意を商品化するならスキルマーケット(ココナラ)
  3. 実務経験者はオンライン経理アシスタントで安定収入
  4. 実績ができたら直接契約・紹介で単価アップ
  5. プロフィールに経理歴・簿記資格・対応ソフトを書くのが受注の鍵
  6. 税務相談を求める案件・報酬未払いリスクのある案件は避ける

経理スキルは「地味だけど、確実に需要がある」副業です。まずは登録して、案件一覧を眺めるところから始めてみてください。「自分にもできそう」な案件が、思ったより多く見つかるはずです。

※単価・相場は執筆時点の各種クラウドソーシングサイトの公開案件をもとにした目安であり、保証するものではありません。税理士法など関連法令の解釈に迷う場合は専門家にご確認ください。2026年6月時点の情報に基づきます。

ゆるゴースト

この記事を書いた人:ゆるゴースト

現役の経理事務職(経理歴22年)。日商簿記2級・FP3級保有。経理実務で培った数字とお金の知識をもとに、副業に取り組む人向けの情報を発信しています。→ 詳しいプロフィール