freee会計の始め方|簿記ゼロでも青色申告できる初期設定6ステップ
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「簿記がまったくわからないけど、青色申告の65万円控除は欲しい」——そんな人に一番向いているのがfreee会計です。質問に答えるだけで帳簿が出来上がる設計なので、借方・貸方という言葉を知らなくても確定申告までたどり着けます。
経理歴22年の私から見ると操作感は独特ですが、「簿記を覚えたくない人」にとっては現状もっとも挫折しにくいソフトです。この記事では、freeeの登録から確定申告までの流れを6ステップで解説します。
始める前に用意するもの
- メールアドレス
- 事業用に使う銀行口座・クレジットカードのログイン情報(連携用)
- (青色申告する人)開業届・青色申告承認申請書の控え(まだなら開業届の記事へ)
ステップ1:無料登録する
メールアドレスで登録すると、無料お試しで主要機能を体験できます。プラン選択はお試し期間中に決めればOK。個人事業主・副業なら、まずは一番安いプランで足ります。
ステップ2:最初の質問に答えて基本設定を済ませる
登録すると「事業の種類は?」「青色申告?白色申告?」といった質問が続きます。ここに答えるだけで初期設定が完了する仕組みです。迷いやすいのは次の2つ:
| 質問 | 答え方のポイント |
|---|---|
| 申告の種類 | 青色申告(65万円控除)を選ぶのがおすすめ。違いは青色と白色の記事参照 |
| 消費税の設定 | 副業レベルなら多くは免税事業者のまま。インボイス登録している人だけ課税設定に |
ステップ3:銀行口座・クレカを連携する
「口座」メニューから銀行・クレカ・電子マネーを連携すると、明細が自動で取り込まれます。コツは1つだけ:事業用に分けた口座・カードだけを連携すること。プライベートの取引が混ざると、登録作業が倍以上に膨らみます。
ステップ4:「自動で経理」で取引を登録する
取り込まれた明細は「自動で経理」という画面に並びます。freeeが「これは通信費では?」と推測してくれるので、合っていれば登録ボタンを押すだけ。間違っていれば正しい勘定科目を選び直します(次回から学習されます)。
科目に迷ったら副業の経費の記事の一覧表をどうぞ。現金払いのレシートはスマホアプリで撮影すれば取り込めます。
ステップ5:家事按分と決算整理
年末〜申告前に、自宅の家賃・電気代・通信費などの家事按分(事業使用分の割合計算)を設定します。freeeは按分比率を入れると自動で経費計上してくれるので、按分の考え方だけ押さえておけば作業自体は簡単です。
ステップ6:確定申告書類を作成して提出
「確定申告」メニューで、また質問形式が始まります。「ふるさと納税はした?」「医療費は10万円超えた?」など、○×で答えていくと申告書と青色申告決算書が完成します。
提出はe-Taxが断然おすすめです(65万円控除の要件。マイナンバーカード+スマホで自宅完結)。住民税を「自分で納付」にしたい会社員は、申告の流れの中で選択を忘れずに(詳細は住民税の普通徴収の記事)。
freeeが向いている人・向いていない人
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| 簿記の知識がない・覚える気もない | 簿記2級以上で仕訳を直接切りたい(→マネーフォワードが快適) |
| 質問に答える形式が好き | 従来型の会計ソフトの画面に慣れている |
| スマホ中心で完結させたい | 初年度コスト最優先(→弥生の初年度無料) |
3社の詳しい比較はクラウド会計ソフト3社比較をどうぞ。
まとめ
- 無料登録して操作感を試す
- 質問に答えて青色申告の設定にする
- 事業用の口座・カードだけ連携
- 「自動で経理」は確認して登録するだけ
- 家事按分は比率を入れれば自動計算
- 申告書も○×形式で完成 → e-Tax提出で65万円控除
会計ソフトは取引が少ないうちに導入するほど移行がラクです。「確定申告の直前」ではなく「副業を始めた今」が一番ラクなタイミングです。
※機能・プラン・無料期間の内容は執筆時点(2026年6月)の一般的な情報に基づきます。最新の仕様・料金は必ず公式サイトでご確認ください。税務の具体的な判断は税務署または税理士にご相談ください。

この記事を書いた人:ゆるゴースト
現役の経理事務職(経理歴22年)。日商簿記2級・FP3級保有。経理実務で培った数字とお金の知識をもとに、副業に取り組む人向けの情報を発信しています。→ 詳しいプロフィール